今回ご紹介する本は、
はじめての盆栽 失敗しない8つのコツ/山田香織
です。
盆栽を長く楽しむためには、知っておくべきことがたくさんあります。
この本で勉強していきましょう。
盆栽のコツ1
盆栽には「物語がある」と考える
盆栽の世界は奥が深い。
アートや芸術作品と言ってもいいくらいの綺麗な写真があります。
「早春に咲くウメ」など。
1章.盆栽づくりをはじめる前に
盆栽とは、
鉢植えとは違う。
盆栽の種類
花もの、草もの、葉もの、松柏、実もの。
伝統盆栽、彩花盆栽とは?
鉢の中で美しい木の形を目指す。
木々の草花の寄せ植えで自然をスケッチする。
盆栽の基本的なルールを知っておこう。
盆栽の三原則
1.鉢と自然の調和
体と自然 (植物)が美術的な観点から調和している。
2.自然の景色を模している
体の中に、自然の風景が表現されている。
3.自然の摂理を感じる
時間の流れ、生命の流れを感じることができる。
ルール
表と裏がある。
流れをつける。
頭にボリュームをもたせる。
不等辺三角形の輪郭にする。
盆栽のつくり。
2章.盆栽のつくり方
盆栽のコツ2
道具にこだわり基本作業を知る。
盆栽づくりに必要なもの。
- 道具。剪定ばさみ、針金など。
- 鉢
- 土・砂
- コケ
植物を選ぶ。
よい苗の見分け方。
盆栽づくりの基本作業
手順
- 1.鉢の下準備
- 2.土を入れる
- 3.苗の下準備
- 4.植えつけ
- 5.根留めをする
- 6.水やりをする
- 7.コケをはる
盆栽のコツ3
盆栽と暮らす環境を整える。
日常の手入れは、水やりと肥料。
置き場所を用意する。
日差しの当たる屋外。
鉢同士を離す。
高さのある場所。
水やりの基本
根元に与える。
たっぷり与える。
肥料の与え方
専用ケースに入れて置き肥にする。
病害虫の対策
早めに見つけて早めに対策。
あると便利な薬剤。
コケの手入れ
コケの張り替え。
幹についたコケを取る。
盆栽のコツ4
盆栽の基本樹形を知る。
自然の中にある姿が基本樹形のモチーフ。
- 直幹
- 斜幹
- 双幹模様木
- 吹き流し
- 文人
- 懸崖
- 株立ち
- 寄せ植え
盆栽のコツ5
彩花盆栽はデザイン画を起こす。
彩花盆栽をつくってみよう。
手 順
- 1.デザイン画を描く
- 2.鉢の下準備
- 3.土を入れる
- 4.苗の下準備
- 5.苗を組み合わせる
- 6.苗を植える
- 7.根留めをする
- 8.水やりをする
- 9.コケをはる
コラム 盆栽園に行こう
静香園
3章.盆栽の育て方
盆栽のコツ6
剪定は開花の直後と春の生長期に。
初心者は春に剪定するのがおすすめ。
剪定の種類。
忌み枝の種類。
剪定をする
手順
- 1.高さと輪郭線を決めて切る
- 2.左右の形を決めて、切る
- 3.内側を切る
- 4.草ものを整える
剪定のコツ
- 必ず正面から見て、高さと輪郭線を決める
- 手を使って、形をイメージする
- 全体のバランスを考える
- とにかく切ってみる
盆栽のコツ7
針金成形は冬の休眠期に
手順
- 1.余分な枝を切る
- 2.幹に針金を巻く
- 3.枝に針金を巻く
- 4.成形する
盆栽のコツ8
管理と手入れは四季と生長に合わせる。
夏の暑さと冬の寒さ対策が大切。
四季ごとに行う手入れ。
冬と夏に注意すること。
五葉松で植え替えをしてみよう。
植え替えをして、盆栽の活力を取り戻す。
手順
- 1.新しい鉢の準備をする
- 2.鉢から出し、根鉢を崩す
- 3.根を剪定する
- 4.新しい鉢に植え替える
- 5.根留めをし、コケをはる
草もの盆栽で株分けをしてみよう
2年に1回は株分けをしよう。
コケ玉にしてみよう。
コケ盆栽をつくってみよう。
コラム 盆栽の飾り方
暮らしの中にも盆栽。
4章.いろいろな盆栽の紹介
春の盆栽
アサヒヤマザクラ、ミヤマカイドウなど。
夏の盆栽
黒松、ヤマアジサイなど。
秋の盆栽
イチョウ、トウカエデなど。
冬の盆栽
ヒノキ、ウメ、赤松など。
盆栽用語一覧
索引(植物名別/用語別)
書評
盆栽に興味がある方や、初めて取り組む方に、はじめに読んで欲しい本です。
盆栽のイロハが分かりやすく、丁寧に解説されています。
写真も豊富にありますので、写真集としても楽しめます。
イチョウや黒松など、様々な種類が載っていますので、見ているだけでも癒やされます。
手入れは大変ですが、それだけ愛着が湧き、育て甲斐もあるというものです。
気になった方は、下記の表紙をクリック↓
タイトル:はじめての盆栽 失敗しない8つのコツ
著者:山田香織
発行所:世界文化社
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