知って得する!口から健康お役立ちBOOK/一般社団法人日本訪問歯科協会

知って得する!口から健康お役立ちBOOK/一般社団法人日本訪問歯科協会 健康

今回ご紹介する本は、

知って得する!口から健康お役立ちBOOK/一般社団法人日本訪問歯科協会

です。

本書では、お口の健康に役立つ情報をたくさん掲載しています。

 誰もがふと感じる素朴な疑問や、意外なお口の豆知識といった切り口で、わかりやすく解説しています。 

解説を担当しているのは、多くの治療経験を積み、 訪問歯科診療にも力を入れている18人の歯科医師です。

唾液が減ると口内炎になりやすい

解説 吉原正明 [吉原歯科医院院長]

唾液腺のマッサージは、唾液の分泌を促す効果があります。あごのまわりに3カ所ある舌下腺をやさしくゆっくりと刺激しましょう。

口呼吸が感染症を引き寄せる

解説 吉原正明 [吉原歯科医院院長 ]

口呼吸はダイレクトにウイルスや細菌などがのどや気管に取り込まれ、肺に入るリスクが高い。

口のまわりや舌の筋肉を鍛える。

歯の痛みは日替わりでやってくる

解説 伊藤英一 [伊藤歯科医院院長 ]

とくに奥歯の場合は、隣の歯が痛く感じたり、上と下でも区別がつきにくいことがあります。

朝起きたときに痛みが強く、歯ぐきの痛みやあごのだるさも感じる場合は、歯ぎしりなどの歯列接触癖が原因かもしれません。

30代男性は自分の口臭に気づいていない

解説 伊藤英一 [ 伊藤歯科医院院長 ]

口腔内の病気や歯周病が原因。

口臭は悪臭の中でも最高レベル!!

解説 金子尚樹 [Kデンタルクリニック院長]

毎日のブラッシングだけでは口臭は治らない。

解説 金子尚樹 [Kデンタルクリニック院長]

舌のお掃除は、なるべく舌苔除去用クリーナーを使い、舌の上に白っぽくたまっている舌苔を、舌の奥から手前に優しくなでるようにして取り除くのがポイントです。

また、日常生活では、よく笑い、人と話し、よく噛んで食べるようにして、お口周りの筋肉を意識した行動を取り入れる。

ガムで予防できる口臭、できない口臭がある。

解説 井手滋人 [井手歯科医院院長]

噛むことでストレスを暖和させることができるという報告もある。

歯周病予防はインフルエンザも予防する。

解説 井手滋人 [井手歯科医院院長]

歯周病菌があると、感染の広がりが速いことが研究で明らかになっています。

噛みしめ時間の長い人は歯周病の疑いあり。

井山禎之 [歯科医院院長]

噛みしめが起こりやすいのは、パソコン作業中、 スマホ操作中、テレビ視聴中、料理中など、集中しているときなので、ときどき歯に意識を向け、噛みしめているなと思ったら顔を上げて深呼吸しましょう。

抜いた 「親知らず」 で歯周病を治療する。

解説 井山禎之 [にき歯科医院院長 ]

抜いた歯1本から、1万枚の細胞シートを作ることができる。

奥歯を失うと認知症のリスクが上がる

解説 椎橋源太郎 [伊豆高原歯科医院院長 ]

噛むことによって歯根のまわりや頬の筋肉が刺激され、その刺激が神経を通じて脳に伝わることで脳内の血流がよくなり、脳細胞が活発化します。

認知症の疑いがある人の歯の数は、健康的な人に比べて少ない。

認知症と診断されたらすぐに歯科へ。

解説 椎橋源太郎 [ 伊豆高原歯科医院院長 ]

歯周病予防は認知症も予防する。

解説 岩崎敏行 [しじみデンタルクリニック院長]

歯周病はアルツハイマー型認知症のほかにも糖尿病や心疾患、がんなど深刻な病気を引き起こす反面、 進行するまで自覚症状が乏しいことからサイレントキラーと呼ばれます。

しっかりと噛むことで認知症が予防できる。

解説 岩﨑敏行 [しじみデンタルクリニック院長]

歯を失うと、若い世代でも認知症になるケースがある。

20本以上歯が残っていると病気になりにくい。

解説 横田克彦 [ユー歯科診療所院長]

歯の数が少ないと、医療費が多くなる。

入れ歯を使わないでいると、歯ぐきや歯槽骨がやせてしまい、ますます入れ歯が合いにくくなるという悪循環に陥ります。

片噛みの人は誤嚥性肺炎になりやすい 。

解説 横田克彦 [ユー歯科診療所院長]

左右均等に噛む習慣をつける。

美味しさを味わうには歯が欠かせない。

解説 中堀紀久子 [喜胡デンタルクリニック院長

食べることは人生の大きな楽しみです。

入れ歯を外すと誤嚥しやすくなる。

解説 中堀紀久子 [喜胡デンタルクリニック院長]

きちんと調整された入れ歯を使うこと。

睡眠時無呼吸症候群なら嚥下障害にも要注意。

解説 木全信之 [医療法人 Pleasure きまた歯科院長]

「パタカラ体操」です。 バタ、カラの4つの音を破裂させるようにはっきりと発音するだけですが、舌筋のトレーニングに最適です。

「食べ方」が原因で歯並びが悪くなることもある。

解説 木全信之 [医療法人 Pleasure きまた歯科院長]

子供の歯並びに悪影響を与える食べ方の代表例は、奥歯でよく噛まずに飲み込むことと、 唇を開けたまま食べることです。

よく噛むだけではダメ! 「奥歯で噛む」 が大事。

解説 森川真作 [森川歯科クリニック院長]

4歳くらいから、セロリやゴボウなど繊維が豊富な野菜や根菜、スルメやフランスパンなど弾力があるものを与えると、あごを左右に動かし、奥歯ですりつぶして食べる練習になります。

よく噛むためには姿勢も重要です。

「もぐもぐ」を甘く見てはいけない。

解説 森川真作 [森川歯科クリニック院長 ]

咀嚼は、歯、上下のあご、舌、頬がそれぞれきちんと役割を果たし、唾液の分泌もないと正常に行われません。

口を閉じている子の方が総じて歯並びがよい。

解説  井上博[医療法人HIMAWARI理事長]

日本ではチャームポイント世界では嫌われ者の八重歯

解説  井上博[医療法人HIMAWARI理事長]

歯列矯正で正しい位置に戻してあげましょう

歯科医院でしか落とせない口の汚れがある

解説 福島敦司 [天の川歯科院長]

歯と歯ぐきの境目にある歯肉溝は、 歯間ブラシやデンタルフロスを毎日使っていても歯垢がたまりやすく、放置すると歯周病の原因になります。

高齢者のむし歯が増えている

解説 福島敦司 [天の川歯科院長]

高齢者の場合は、歯の根元に発生するのが特徴。

災害避難時は「歯磨き」 が命を守る。

解説 虎谷ふれあいの杜歯科・こども歯科院長]

防災セットの中にも、歯ブラシ、洗口液、ウェットティッシュなどを入れておきたい。

妊娠中はむし歯よりも歯ぐきの病気に注意!

解説 虎谷彌 [ ふれあいの杜歯科・こども歯科院長 ]

妊娠中は女性ホルモンの影響で、 歯ぐきの腫れ、出血など歯肉炎の症状が 起こりやすくなるのです。

人は足腰ではなく口から衰える

解説 南清和 [医療法人健志会ミナミ歯科クリニック総院長 ]

加齢に伴う口腔機能の衰えを、「オーラルフレイル」という。

  1. かかりつけ歯科医を持つ
  2. 些細な衰えに気をつける
  3. バランスの取れた食事をする

義歯調整は噛みやすいだけでもダメ。

解説 南清和 [医療法人健志会ミナミ歯科クリニック総院長 ]

高すぎず低すぎないかみ合わせ。

食べるとむしろ歯がきれいになる。

解説 仲村浩正 [医療法人仁恵会なかむら歯科医院院長]

口から食べなくなると、唾液の分泌量が激減し、虫歯や歯周病の原因になる。

食べなくても歯みがきをする。

「噛み合わせ」がよいと足が速くなる!

解説 仲村浩正 [医療法人仁恵会なかむら歯科医院院長]

人間の体に備わった機能が、 咬合力によって最大限に発揮される。

永久歯なのに歯が伸びることがある

解説 玉川博文 [玉川歯科院長]

歯が少しずつ抜けてきている状態。

歯が抜けるいちばんの原因は歯周病

鼻と口の連携プレーによって 「味わい」が楽しめる

解説 玉川博文 [玉川歯科院長 ]

食べ物の味は、匂いと、舌で感じる甘味、塩味、酸味、苦味、旨味、 口全体で感じる温度、 食感などが相まって感じられるもの。

歯を失うとビールののど越しが楽しめない。

解説 畦坪輝寿 [うねつぼ歯科院長 ]

歯型取りで苦しまない方法。

解説 畦坪輝寿 [ うねつぼ歯科院長 ]

歯の型を採ることを専門用語で「印象を採る」 といい、印象を採るためのゴムのようなものは「印象材」 という名前です。 

そして、印象材の主成分は、 かまぼこを作るときに使われるのと同じ 「アルギン酸」です。

アルギン酸は、昆布やワカメ、 ヒジキなどの藻類に含まれるぬめり成分で、天然の食物繊維として知られる安全性の高い物質です。

書評

本書は、訪問歯科にも力を入れている歯科医師18名による、歯と口に関する疑問や役立つ知識を紹介しています。

訪問歯科医もやっているだけあって、本書は高齢者にもよく当てはまる項目が多くなっています。

もちろん、老若男女問わずに役立つ知識が載っています。

ページ数は少ないのでさくさくっと読めます。

カラーのイラストも入っていますので、分かりやすいです。

歯を失うと、認知症のリスクが高くなると言います。

しゃべりにくくなるので、コミュニケーションを取るのも大変です。

歯がないと食べにくくもなります。

異物が肺に入って炎症を起こす、誤嚥性肺炎などのリスクも高くなります。

また、脳への刺激も弱くなるので、益々物忘れなどが進んでしまいます。

自分の歯がなければ入れ歯でもいいので、しっかりと噛むことが重要だと言われています。

日常でのホームケアと、歯科医院によるメンテナンスで、しっかりと予防することが大切です。

1本でも多くの歯を残したい方は、本書を読むことをおすすめします。

気になった方は、下記の本をクリック↓


タイトル:知って得する!口から健康お役立ちBOOK

監修:一般社団法人日本訪問歯科協会

発行所:現代書林

コメント

タイトルとURLをコピーしました