志るべ 2022年8月号

志るべ 2022年8月号 自己啓発

今回ご紹介する本は、

志るべ 2022年8月号

です。

口絵 中村天風画「富士 日昇東海暁天紅」

吾等の誓。

【天風箴言五】現代語表記版

『一切の事柄をすべて感謝に振かへて考へられない人は 完全に天風教義を実行して居る人とはいへない』

天風教義である心身統一法の根本信条が、その生存に対しても、またその生活に対しても、常に積極的であれということを第一においている…。

精神生命の生存を積極的に確保する絶対条件である「感応性能」を正確に強くするための三大要項のうちの 「観念要素の更改」について、その付帯事項の中で感謝観念というものと人生との関係が如何に緊密で重要なものであるか…。

実行意欲が徹底的でないのは、その原因として自己完成への情熱が激しく燃え上がっていないということがあるからである。

「一生しかない人生を完成することなしに終わったのでは、万物の霊長として生まれたことが全く無意味になるではありませんか!」ということを、もっともっと深刻に考察してみることです。

「教えは天の声であるから、ただただ一生を通じて実行あるのみである」

いずれしても、真理をしっかりと理解させられた以上は、その教えをただ一途に、くじけることなく真剣に実行する以外に手段なしと心を正して、何をおいても、 何事にも、ことの如何を問わず、感謝するように心掛けることである。特に、ほんの少しでも不満や不平を心に感じるようなときには、より一層、それを感謝に振り替えることに努力するように習性づけることである。

要はこの心がけを、いかなる場合にも不断のものとするべきであると、特に強くお勧めする。

何事に対しても感謝するというのは、天風会員ではない人は、なかなか出来ないことだと思います。いや天風会員の人でも出来ていない人もいます。

私もまだまだ修行中の身です。感謝を忘れてイライラすることもありますし、恐怖に感じることもあります。しかし、そういうことも含めて、修練する絶好の機会ということなんでしょうね。

消極的思考から積極的思考に、気持ちを瞬時に切り替えることが大切です。その方法を天風哲学では教えてくれています。

『叡智のひびき』に続き

『真理のひびき』 文庫化のお知らせ


著者: 中村天風 / 発行 : 講談社 / 304 ページ

中村天風によるラストメッセージ。

「坐右箴言」

中村天風真理瞑想集 (夏期修練会編) 第九回

中村天風

どんなことがあっても、たとえ病があろうが、運命が悪かろうが、その他、人生の事情のいかなる場合とを問わず、 いつも一切に対して静かな心で生きられる生き方をするのが第一義的な生き方だ。

どんなことがあろうと、自分の心の、よろしいか、土台石を動かしてちゃ駄目なんだよ。そうするのには、もうすでに講習会で飽きるほど聞いているとおり、人生に対す考え方を根本的に変えなきゃいけないんだ。

「晴れてよし、曇りてもよし、富士の山」だもん。

まず第一番に、今自分が生きているか死んでいるかを考えてみりゃいいじゃないか。

…もしその事柄に心が引きずられていなければ、その心は平静なんだからね。

だからより一層そういう場合に自分の心を鞭撻(べんたつ)して、よろしいか、「現在感謝」に心を振り替えるようにしたらどうだ。

観念要素の更改法とか、積極観念の養成法とか、あるいは神経反射の調節法という、世界的に比類のない方法を教わっているのに、それを実行するのに情熱を燃やしていないから、あやふやになっちゃっているんだ。

人というものは、それ自身の心の態度が、その人の人生を良くも悪くも作っちまうということが、この宇宙には、犯すべからざる法則としてあるんだ…。

人間の心の思い方考え方が良きにつれ悪しきにつれ、深刻であればあるほど、その事柄を自分に引き付けるに相応しい資格を自分が作っちまうんだから。積極的でありゃ積極的なものを引き付けるし、消極的なら消極的なものを引き付けちまう。

人間たとえどんなに金が出来ようがどんなに境遇がよくなろうがどんなに身分が高まろうが、本当の幸福は感じませんよ。本当の幸福というのは自分の心が感じている平安な状態を言うんだもの。

お互い天風会員は、人生の考え方を常に幸福の方面に置き換えるんだよ。自分自身でコンバートしなきゃだめだよ。向こうから変わってくるとか、変わらせられるとかいうのを待ったんじゃ駄目だよ。 そんな調子のいい世界があるもんかい。

自分自身が閃かせなきゃ駄目なんだよ。

それが正真正銘の積極的な生き方っていうんだぞ。

熊沢蕃山という有名な学者が、こういう歌を作っ

たね。

「憂きことのなおこの上に積もれかし、限りある身の力試さん」

ところが多くの凡人どもはね、そりゃもう、ただもう自分の心の中にある幸福の標準を置いてからに、その標準どおりの人生が来なければ幸福でないと、こう考えている。

人間の心の中に、麗(うるわ)しい気高い自覚をしょっちゅう次から次へと、自分が努力して、植えていかなければ駄目なんですよ。この貴重な人生を本当に価値高く生きようと思ったら。

平素、幸福の方面から人生を考えるようにしなさい。

自分の心に幸福を感じせしめることを考えなければ駄目なんだ。

それは暗示で誘導すればいいじゃないか。観念要素の更改法積極観念の養成法神経反射の調節法という、あの連鎖反応を応用した暗示の誘導法を教わってるじゃないか。

自分の人生というものに、刻々に変わった状態が出てきている以上、修養を怠ってはいけないじゃないか。

自分を研ぎ上げることを怠たっちゃいけない。そうしていつも自分の心の中を波立たせない注意が必要なんだ。その心を緩めない気持ちが、諸君を本当に偉大ならしめ、諸君を本当の人間にするんだ。

第一番は、人はいかなる場合にも、随所に自己の主(あるじ)となる心構えが必要だと。 これが出来ないんだ。

 I am the master of my own life.

自分が自分の、いかなる場合にも随所に主となりうるのなら、人間もう立派なもんですよ、これは。

主になるというのはね、自分の心が、人にも物にも煩わせられないこと、それが主となった証拠なんだ。

自我の確立が完全に出来ていないのは、一番最初に諸君が聞いた self-attestation(セルフアッテステーション・自己認証)が本当に出来ていないからだぞ。

自分のしている事業で、世の中のために相当の貢献をするということが最後の目的だということでないと駄目だ。

だからあの人は自分の仕事に何も心をとらわれていません。自分の仕事を通じて世界の人が幸福になればいいんだ。

私が諸君に言いたいのは、この恵まれた幸運に、よろしいか、おっちょこちょいな気分を出してからに、つまり俗語でいえばいい気になってからに、自己研磨を怠たっちゃだめだ。

ただ自分だけが良くなればいいんだとか、自分の仕事が良くなればいいんだっていうような小さな欲望を持つな。 いや、持つならでっかい欲望を持て。 世界一の日本を作るんだと。それで世界中をすべて日本の自覚した民族のような平和な気持ちにしちまうんだ、というような気持ちを持たなければ駄目だよ。

私の心には、どんな場合があっても真善美以外のものは考えさせないようにしてる。それは考えますよ、時によるとね、ずいぶんくだらない価値のないこと、けれどパーっと消しちまうもの、すぐ。だからどんな場合があっても、 人の強さと真と善と美のみであるよう心掛けよう。

ZDというのは Zero Defect (註欠陥、欠点ゼロ)ということね。人間というのはあれ出来ない、 これ出来ないと言っちゃいけないと。人間は誰でも完全に出来るように出来ているんだから、完全に出来るって信念持て、というのがZDのプリンシプルだね。

これ出来るかなぁ、うまくいくかなぁと思っちゃいかんぞ。 必ず人間というものは完全に出来るように宇宙の中に生まれて、その完全をよりいっそう完全にするために、人間には万物の霊長という資格が与えられているんだから。

この世の中に正しいことを人に教えようとすることに対して、それが失敗するか。私はこの真理に正しく信念して努力したからだ。

またこれだけ心掛けていただけでもって十分幸福に生きられるんだから。人の強さと真と善と美のみ

その約束も他人の約束を破ることよりも、 自分自身が自分自身の約束を破ることぐらい大きな罪悪はないんだぞ。それはなぜだっていうと、自分自身の約束は天と約束したことになるんだ。

坐右箴言

『私は最早何事をも怖れまい。それはこの世界ならびに人生には、いつも完全ということの以外に、不完全というもののないよう宇宙真理が出来て居るからである。

否 この真理を正しく信念して努力するならば、必ずや何事と雖(いえど)も成就する。

だから今日からは如何なる事があっても、又如何なる事に対しても、かりにも消極的な否定的な言動を夢にも口にするまい又行うまい。そしていつも積極的で肯定的の態度を崩さぬよう努力しよう。

同時に常に心をして思考せしむる事は、人の強さと 真と 善と 美のみであるよう心がけよう。

たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい。否一切の苦しみをもなおたのしみとなすの強さを心にもたせよう。

神と直接結ぶものは心である以上、その結び目は断然汚がすまい事を、厳かに自分自身に約束しよう。』

誦句集の中でも一二を争うくらい個人的に好きな誦句です。『何事に対しても、心を消極的にしてはいけない。常に積極的な心持ちになろう』という天風先生から強いメッセージを感じます。

病に襲われようが、運命に突き放されようが、心は断然積極的であるべきです。難しいように感じますが、天風会員になって、天風哲学を日々実践していれば、出来るようになります。私自身もまだまだ修行中の身ですが。

こういうことに取り組んでいる人が一人でもこの世界に増えれば、世の中はより良くなって行くに違いありません。

天風哲学が更に発展していけるように、私も努力していきたいと思います。

「感謝の心で成果をあげる経営」(第二部)

対談 岩本初恵×大島誠

学びを深める講話シリーズ 第十回 

「感謝の心」で成果をあげる経営

〜本当の積極を求めて〜

この現実をマイナスに受け取るんじゃなくて、「これが私にとっての試験かな」と。

でもただひたすら、目の前のことを「喜んで」の精神でやるだけで、答えは出てきます。

「漁師であろうと、農業であろうと、どんな仕事であろうと、人をつくれない人間は経営者じゃない」と…。

「人づくりがお金となって返ってくる。儲けというのはお金を儲けたように見えるけど、人をつくれない人は何も財産として残らない。自分の精神が病むだけ」と言っていました。 

人づくりについては、「人を育てるときに気をつけないといけないのは、自分の言う通りにする 人たちをつくるのが教育じゃない。この子たちが、どうやったらいろんな人の役に立っていけるのか、どうやったら幸せを感じていけるのか、この子たちの思いをどうやってレベルアップしていくのかということだから、自分が作業をしちゃいけない」って言われたんですね。

私は自分がプレーヤーとして仕事する背中を見せたら人は育つと思っていたんですけど、自分が仕事をしてプレーヤーになっていたら、自分が良いプレーヤーになるだけであって、後ろから見てる人間はプレーヤーにはならない。

プレーヤーの背中を見せるのではなくて、その子をプレーヤーにすることが本当のトップということだと学びました。

親が子どもを幸せにしたいと育てれば、幸せな子どもが育つ。そういう幸せに育った社員たちの中で育つお客さまも、絶対幸せになっていくんですよ。だから家族ぐるみの会社を作ると、お客さまもその中で子どもと同じですくすく育ってくれるのかなというのが、私の大きな経営理念ですね。

「これを解決したときには平和の光が日本からというのを実行できる」

経営だけじゃなくて、人生を生きるうえで、心の受け取り方ってものすごく大事で、同じことがあっても右から見る人と左から見る人がいて、見方が違いますよね。

でも、この右から見る人、左から見る人がいてうまくいくためには何が大事かといったら、感謝しかないんですよ。右から見てくれてありがとう、左から見てくれてありがとう。どっちも間違ってないけど、お互いが「ありがとう」と感謝を先にすること、喜びを先にすることで、ぶつかるのではなくて、相手からも感謝と喜びが返ってくるというのが、私の中の経営理念なんです。

目に見える問題を解決しようとするんですが、意外と経営はですね、目に見えないもののほうが答えを持っているんです。

私は批判されると嬉しくなるんですね。人間性を一番磨かせていただけると思うんです。良いことばかり言われて、「すごいね、すごいね」と褒められても、自己向上ってできないと思うんですよね。

自己向上十条というのがありますね。

一つ目が「面白さ」、 二つ目「熱い人間」、三つ目「負けん気」、四つ目「素直さ」、五つ目「勉強熱心」 、六つ目「責任感」、 七つ目「おしゃれ心」、八つ目「明るい人」、九つ目「気が利く、気づきがある」、そして 十個目「要領の良い人」。

「人生成功するのはシンプル」

「健康なくして経営は成り立たない」

幸せすぎるぐらいがいいんですよ。だって、自分が幸せだから人を幸せにできるんですよ。

自分が幸せな分、恩返しになるようなことをすると、不安はなくなっていくと思います。

「幸せだからちょっと怖い」というのではなくて、その幸せを人に移していく、人に分け与えていく、人を助けていくことに切り替えていくと、それが連鎖して、平和の光が日本から輝きます。

幸せのおすそ分けですよね。

父親が作った8000万円の借金をわずか3年も掛からずに返済したという岩本さんは、本当にすごい人物だと思います。

良いことを言っている人はたくさんいますが、それを実行出来ている人は少ないのが現状です。

どこよりも愛のある会社を作り、社員を家族同然のように関わり、育てていく。そして、周りにも広めて行くという素晴らしい経営理念です。

天風哲学をビジネスに応用すると、失敗するリスクも大幅に減ることでしょう。

「カリアッパ師との対話」

第二十五回(最終回)「天の声を聞く」その三

耳にいろいろの鳥獣、土、風、そらまあいろん な音が絶え間なく聞こえていても、心がなんと全くそれから離れて、雲の漂いのなかに入って無心でいる自分に気づいた。「あっ、これだ!」と、刹那の悟りともいうべきものを心に感じたんですよ。

「天の声とは声なき声よ (absolute stillness)」と英語で言ってくれました。

これは日本語でいうと「絶対の静寂(しじま)」 ってことね。

「ああ、そうか!その絶対に音のない世界に心を入れる、それがすでに天の声か。わかりました。何の音も聞こえない、その天の声を聞いたときに、人の命のなかの本然の力がわきでるんだ」と…。

しばしば無心になるに従って、グングン体の調子がよくなってくるんです。

「これからできるだけそういうふうに心を、病からも、あらゆるものからも離しなさい」

考えてみろ。病なり運命から心が離れたときは、病があっても、その人は病人じゃない。運命が悪くても、その人は運命の悪い人じゃない。よく寝てる人間は何にも知らない。何にも知らない

人間に病があるか。目がさめて、ああ、病がある、と思うんじゃないか。

病がないときでも、病のことを心が考えりゃ、病があるのと同じだ。運命がよくっても、いいか、運命が悪いときのことを考えてりゃ、その人は運命が悪いのと同じだ。

とにかく人のことじゃないぞ。自分のことだ。すべてが心だ。だから、肉体の病は肉体のものにして、心にまで迷惑をかけるな。

心に迷惑をかけたくなけりゃ、時にふれ、折にふれて、心に天の声を聞かすようにしろ。つまり 声なき声のあるところこそ、心の本当のやすらぎの場所だ。たまには心をやすめてやれ。そこに心をやすませてやると、いっさいの迷惑が心にかからない。すると、心はすぐ本然の力が命のなかで働きだすようにしてくれる。わかったか」

今回で最終回となりましたが、とても面白いエピソードでした。天の声を聞くために、天風先生は安定打坐法を編み出してくださいました。

座って目を閉じて、鐘の音やブザーの音を聞くことですが、これがなかなか難しい。すぐに気が散って、余計なことを考えてしまうのです。

だから、音が鳴った時は、そこに集中するのです。そうすることで、雑念から戻って来ることが出来るのです。これはもう毎日練習するしかありません。天の声を聞くことが出来るようになれば、身体も心も良くなれるのですから、やらない手はありません。

「私がおすすめしたい、この一冊」 

森慶子講師

一冊目は「世界名作全集講談社版」 です。

『小公子』など。

全ての主人公はどのような時も、どんなに逆境でも、明るく、全てに愛情を持ち、人を思いやるやさしさを持ち、そして前向きに、誰を恨むことなく努力を重ねて幸せになる、という内容です。

頭の中の脳ではなく、心に繰り返し、明るく、愛情のある、そして前向きな言葉、想いを、繰り返く繰り返し注ぐことが、とても大事な事だと…。

先生のお話のなかで、「・・・どんなことがあっても、 すべての人に平等に愛情と共に寛容さを持ち、そのうえ、 各々が己自身に対しての厳しさを・ ・」伝えてくださるお話は…。

我々天風会員は、「どんなことがあっても、 人を憎んじゃいけない、恨んじゃいけない、そして誠と愛とを本位として活きなければいけない」と説かれているのも、「愛と誠の情の尊い反響が、人間同士のあいだにおいては、一しお重大である」。

二冊目は、ガモフ全集の中の『1, 2, 3・・・ 大』です。著者ジョージ・ガモフ。


“数“は哲学の始まりということ、我々命の存在、そしてこの命が存在に至った宇宙は? を解明していく一歩であることを知り…。

天風先生のお話の中に度々出てくる「人間の心と宇宙の心、一つになれる」という言葉、そして 「宇宙の心と一つに人間の心がなれれば、ここに初めて宇宙の本体と本質も分明して来て、当然の帰結としてこの宇宙の心が 真善美以外の何物でもなく、そして同時に人間の心の本質(本然の姿)も又真善美以外の何ものでもないことが判って来る。ところがこうした忽(ゆるが)せにする事の出来ない絶対真理が、この宇宙の中に厳として存在しているのだ・・・」。最後に「・・・求めずとも宇宙本源と一体化という尊い境涯で生きられる・・・」(以上『哲人哲語』より抜粋)

私は、いや我々人間は、この地球上の専制君主でなく、宇宙本源と一体化という境涯で生きるべく努力を、静かに、確実にすすめる努力をと考えます。

主人公は明るく積極的なキャラクターが殆どです。もし暗かったら、多くの人から好かれませんからね。

また、逆境を乗り越えて行くにも、積極的思考でないと難しいです。消極的思考ではすぐにダメになってしまいます。自分自身は人生の主人公です。自分の思考は積極的でしょうか?

宇宙のことを勉強すると、天風哲学がより理解しやすくなります。宇宙はなにから出来ているのか? そもそも宇宙とは何なのか?

我々人間の心を宇宙の心と同じにするヒントが隠されています。

ぜひ、宇宙及び物理学も勉強して行きましょう!

投稿原稿 「天風会と護国寺 今昔物語」 

寺崎敏雄

私は東京、東池袋の印刷会社アートプレスの社長を務めております寺崎と申します。今回弊社で印刷をさせて頂いております「志るべ」に投稿させて頂き…。

・中村天風先生と視線が合った。

・昭和三十年代半ばの護国寺周辺。

・天風会とアートプレスの縁。

いつもこの『志るべ』を印刷して頂いている会社の社長さんです。

幼少の頃、体操していた天風先生と目が合ったそうです。貴重な体験ですね。

営業目的ではなかったとはいえ、天風会と再会したのは素晴らしい奇跡です。

この世の中はご縁が大切だなとつくづく思いました。

賛助会便り 

はまかぜの会

「それは観念要素の更改が出来ていないからだ」と厳しく断定されましたが、当時の私はまだ箴言註釈八の「いかに観念要素の更改を現実化すべく、会得した方法だけを熱心に実行していても、平素日常生活を行う際に、やたらと不平不満を口にしていると、捨てる側からすぐ拾うと同様で、 九じんの功を一簀(いっき)にかく憾(うら)みを作為することになる。

「心が消極的なら消極的現象となって現れる」

「はじける笑顔を思い浮かべて、明るく朗らかな、おもいやりに満ちた言葉で活きよう!」「良く噛んで笑顔と感謝でいただきます」

極めつけは食前の「笑い」 です。二つの標語の後に「笑え!」と 一緒に笑い合います。 「笑いは疲れた心や体をほどよく調和させるように人間に与えられている特権である」とあり、効果は抜群でした。

それまでは取り越し苦労をして 「大変!」と捉えていた事柄も、今はまず 「楽しみ!」と受け止める事で、色々工夫が生まれ、益々楽しみが増えてきました。

学んでも実践しないと意味がありません。実践しても、続けないと意味がありません。継続させるのは難しいものです。

自分なりの継続しやすいルールを作ってやって行くしかありません。

置かれている環境は人それぞれですので、自分に合った方法で、天風哲学を実践して行きましょう。


運命を拓く/中村天風 著

投稿原稿 「尾身先生に感謝」

 菅原美津子

「僕たちは毎朝水をかぶっているんだよ」と話されたことを記憶しています。

著書『成功への実践』を再度読み…。

天風会員になったからこそ分かったことは、命を救ってくださった天風先生の教えに真摯に取り組み、崇高な志を掲げ、強い信念を持ち、そして正しい言葉を使って戦った結果、他人から見れば無謀にみえた選挙で、無所属新人ながら、トップ当選を成しえたのだと。先生曰く、これは奇跡ではなく、当然の結果だったと。

どこでどう出会うか分かりませんね。1つひとつの出会いを大切にしていきたいものです。

どの分野でも結果を出している人は、学んだことをきちんと実践しているものです。

やれば必ず結果が出ると信じて、私たちも天風哲学を実践し続けて行きましょう。

運動法や講習会など、詳細は下記の公式ホームページをご確認ください!

『中村天風財団公式ホームページ』

公益財団法人 中村天風財団(天風会) 公式サイト
公益財団法人天風会 公式サイト 天風会は、人間が本来生まれながらにもっている「いのちの力」を発揮する具体的な理論と実践論である「心身統一法」を普及啓蒙している公益法人です。「人生は心一つの置きどころ、人間の心で行う思い方、考え方が、人生の一切を良くもし、悪くもする」
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