今回ご紹介する本は、
いちばんていねいな はじめての盆栽の育て方/広瀬幸男
です。
人気の74種の盆栽作業がプロセス写真で詳しくわかる!
作業の流れをそのまま真似するだけで、お値打ち盆栽に大変身!
初心者は真似することから始めるのがおすすめです。
第1章 盆栽の基礎知識
•園芸と盆栽の違い
盆栽の鑑賞ポイント
根張り、立ち上がり、幹肌、幹の別れなど。
•盆栽の種類
松柏/雑木/花もの/実もの/草もの
•基本の樹形
直幹/双幹/斜幹/模様木/懸崖/吹き流し/ 株立ち/文人木/石付き/根上がり/寄せ植え
•盆栽で使う道具
剪定バサミ、ピンセット、土入れ、鉢底ネット、じょうろなど。
• 盆栽で使う用土
赤玉土(小粒)、赤玉土(中粒)、川砂、鹿沼土、竹炭。
「ケト土」の作り方。
•盆栽で使う鉢
泥もの色鉢/絵付け鉢/変わり鉢
•盆栽で使う花台
飾り棚/卓/地板
添配を添えて楽しむ。
•盆栽の飾り方
棚飾り/床飾り
モダンな飾り方。
column1 どこで盆栽を購入するのか?
盆栽専門店、盆栽展、インターネットなど。
第2章 盆栽の基本の管理・手入れ法
•基本の管理
- 置き場所を選ぶ
- 水やりをする
- 肥料を与える
- 病虫害を防ぐ
•植え替え準備
古い鉢をはずす。
ビニールポットをはずす。
•植え替える
- 根を小さくする
- 鉢の準備をする
- 鉢に植える
樹木の簡単な固定法。
•苔を張る
苔を張る。
撒き苔を張る。
•用土の覆い方、バリエーション
苔を使ったもの/水苔を使ったもの
•針金かけをする
針金かけQ&A
•盆栽の手入れをする
芽摘み/芽切り/葉刈り/葉すかし/剪定
剪定時に、忌み枝を切る。
•ジン・シャリをつくる
ジン・シャリの古い部分は、松脂を使って保護する。
•盆栽を殖やす
株分けをする。
挿し木をする。
取り木をする。
呼び接ぎをする。
column 2 盆栽の選び方のポイント
健康な盆栽で、自分のインスピレーションを大切にして、良いなと感じたもの。
第3章 樹木ごとにわかる 盆栽の育て方
松柏類
- 赤松 アカマツ
- 一位 イチイ
- 蝦夷松 エゾマツ
- 黒松 クロマツ
- 五葉松 ゴヨウマツ
- 真柏 シンパク
- 杉 スギ
- 石化檜 セッカヒノキ
- 津山檜 ツヤマヒノキ
- 杜松 トショウ
雜木類
- 磯山椒 イソザンショウ
- 銀杏 イチョウ
- 水蝋イボタ
- 岩四手 イワシデ
- えごのき エゴノキ
- 梔子 クチナシ
- 欅 ケヤキ
- 小楢 コナラ
- 百日紅 サルスベリ
- 縮緬蔓 チリメンカズラ
- 唐楓 トウカエデ
- 楡欅 ニレケヤキ
- 黄櫨 ハゼノキ
- 姫沙羅 ヒメシャラ
- 山毛欅 ブナ
- 紅葉 モミジ
花もの類
- 馬酔木アセビ
- 岩絡 イワガラミ
- 梅 ウメ
- 木五倍子 キブシ
- 金露梅 キンロバイ
- 桜 サクラ
- 石榴 ザクロ
- 皐月サツキ
- 山茱萸 サンシュユ
- 茶 チャノキ
- 長寿梅 チョウジュバイ
- 椿 ツバキ
- 土佐水木 トサミズキ
- 野薔薇 ノバラ
- 木瓜 ボケ
- 雪柳 ユキヤナギ
- 連翹 レンギョウ
実もの類
- 青葛藤 アオツヅラフジ
- 木通 アケビ
- 犬枇杷 イヌビワ
- 梅擬 ウメモドキ
- 英 ガマズミ
- 鎌柄 カマツカ
- 花梨 カリン
- 寒茱萸 カングミ
- 金豆 キンズ
- 小真弓 コマユミ
- 山査子 サンザシ
- 橘擬 タチバナモドキ
- 吊花 ツリバナ
- 蔓梅擬 ツルウメモドキ
- 美男葛 ビナンカズラ
- 姫林檎 ヒメリンゴ
- ブルーベリー ブルーベリー
- 紅紫檀 ベニシタン
- 真弓 マユミ
- 深山海棠 ミヤマカイドウ
- 老爺柿 ロウヤガキ
草もの
- 岩千鳥 イワチドリ
- 苔桃 コケモモ
- 桜草 サクラソウ
- 菫 スミレ
- 大文字草 ダイモンジソウ
- 丹頂草 タンチョウソウ
- 常盤姫萩 トキワヒメハギ
- 野紺菊 ノコンギク
- 姫藪柑子 ヒメヤブコウジ
- 雪の下 ユキノシタ
インテリア雑貨で、盆栽を楽しむ。
猫足のテーブルにのせたり、珪藻土のコースターにのせたり、小さな棚にのせたり。
盆栽用語。
書評
盆栽初心者がまずはじめに読むべき本と言ってもいいと思います。
オールカラーの写真入りで、とても見やすくなっています。
盆栽の基礎知識である、道具や用土、鉢、飾り方などが紹介されていて、盆栽の基本的な管理・手入れでは、植え替え方、苔の張り方、針金のかけ方なども載っています。
後半では、樹木毎に盆栽の育て方が紹介されています。
ほとんどの種類は網羅されていると思います。
それぞれに、プロフィール、管理のポイント、作業カレンダー、剪定、植え替えなどが載っていますので、いつ何をしたらいいのかわかるようになっています。
植え替えや手入れなど、大変な手間のかかることが多いですが、その分、ゆっくり見た時の癒やされようは、何ものにも代えがたいですね。
この本は写真が多く、250ページ以上もあるので、かなり重たいです。
持ち運びには不向きです。
盆栽にチャレンジしてみたい方は、この本と共に取り組んでみては如何でしょうか?
気になった方は、下記の本をクリック↓
タイトル:いちばんていねいな はじめての盆栽の育て方
著者:広瀬幸男
発行所:日本文芸社
コメント