常に積極的でいることは、
そう簡単なことではない。
病気や事故など、
身体に不具合が生じたら、
不安になるし、
恐怖を感じることもある。
身内に不幸があったり、
親しい人に騙されたり、
自分にとって良くないことが、
生きている限り起こるものです。
そういう状況では、
怒ったり、
悲しんだり、
悔やんだり、
恐れたり、
心を消極的にしてしまいがちです。
しかし、天風先生は、
そういう時でも、
「虚心平気でいろ」と仰っています。
『怒らず、恐れず、悲しまず』
というフレーズがあります。
心を消極的にしていても、
良いことは何もないと言えます。
それよりも、
『力、勇気、信念』
を持てと言っています。
大事な時は、
病院で診てもらうべきですが、
ちょっとしたことは、
自分に備わっている力で、
自然と治るのです。
そして、その力は、
心を積極的にしていないと
発揮されないのです。
消極的観念や心構えでいたら、
本来治るはずのものも、
なかなか治らないようになってしまいます。
逆に、いつも積極的観念や心構えでいたら、
治りが遅いと言われているものも、
早く治ってしまうのです。
普段から自分はどういう心構えでいるのか、
見直してみよう。
そして、いつも積極的観念、心構えでいられるように
努力していこう。
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