きちんと伝わる!センスのよい文章の書き方/赤羽博之

きちんと伝わる!センスの良い文章の書き方 文章力

今回ご紹介する本は、

きちんと伝わる!センスのよい文章の書き方/赤羽博之

です。

センスのよい文章とは、

読み手が心地よく感じる文章

さらに一歩踏み込めば、ストレスなく読めて、一読で理解できる文章

相手への気遣いにあふれ、読むと行動を起こしたくなるような文章

  • 読みやすい。
  • 分かりやすい。
  • 読みたくなる。

こうすれば「センスのよい文章」が「なるはや」で書ける!

言葉、文章の基本的な「扱い方」のノウハウ不足。

言葉やフレーズ(言い回し)の貯金不足。

読み手に対する想像力不足。

上達のカギは、好きになること、興味・関心を持ち続けること

相手の想像力に頼ることがストレス源に。

文字でのコミュニケーションでは、とくに「曖昧さ」に注意。

常に自分の意見、考え方を持つことを「書く」ための土台にしていきましょう。

一夜漬けの言葉を使っても、相手の心に届く文章にはならない。

言葉は「誰が発したか」とワンセット。等身大の語彙力が最も自然。

書ける人は読まれ方を考える。

読みやすく、分かりやすい文章を書く技術1-「長い」を解決する

文字を増やそうスイッチを「減らそう」に切り替えよう。

長い「前置き」は、文章が読まれない原因。

話題の流れを補足する周辺情報が“でしゃばり“すぎないように。

センスのよい文章は、徹底した「引き算」から生まれる。

切れ味を感じる文章は、多めに書いてから削っていく「氷細工」の手法で。

理想は「一読で理解できる」文章。

60字を超えるような一文は内容の切れ目で句点を打ち、2つ(3つ)の文に分けてみる。

結論を小分けにして渡す。

書くことより「書かないこと」を決める。

「あれもこれも」では伝わらない文章に。ポイントを絞るのが鉄則。

音読しやすい文章は相手も読みやすい。

読みやすく、分かりやすい文章を書く技術2-「しつこい」を解決する

一文の中での言葉の重複にまず注意を。

意図的な繰り返しなど、「重複を省く」対象にならない場合もある。

同じ意味を持つ言葉の扱いに注意。

「省く/省かない」はTPOで判断する。

排気ガス→排ガス、排出ガス

「こと・もの・という」の重複は、極力省く!が原則。

「敬体」(です・ます調)と「常体」(だ・である調)は統一が原則。

単調な文末に変化を与え、メリハリ感をアップするには、体言止めを交える手法が有効。

「文末への気配り」はTPO次第。すべての文書に必要ではない。

相手に読んでもらう行為は、自分の考え方に“共感“してもらうこと。文章を通じて「追体験」してもらうのです。

読みやすく、分かりやすい文章を書く技術3-「自分勝手」を解決する

「盛り上がる」では何も伝わらない。

具体的と抽象的を意識して使い分ける。

抽象的な表現は読み手による解釈の幅が広く、「伝わっているつもり」になりがち。

「その場にいなかった人でも分かる」よう具体的に書く。

自分の常識は、相手の“非“常識。

誰でも書ける内容では、相手の心に届かない。

自分にしか書けない「オリジナリティー」を重視する。

書き手と読み手の認識のズレ、温度差に注意。

「美しい」「元気」など、書き手の感じ方や価値観のみに基づく表現は、伝わり方に注意する。

「自分勝手な書き方」を避けるためには、抽象的な表現を避け、具体的に書く。

具体的な「数字」を味方につける。

読点の役割は「誤読・難読を避け、読みやすくする」こと。

短い主語の後の読点は省く。

やったモノ勝ち!「言葉・フレーズ貯金」を増やす方法

言葉はアタマの中のイメージを引き出す磁石。

たくさん取り込む。

繰り返し読んだり聞いたりすることで、自分のものにする。

「書く」ために必要不可欠な読む力。

「読む力」を十分に機能させるには「客観視」が必須のプロセス。

書いた文章を「客観視」するには、音読、時間を置く、プリントアウトが有効。

アタマの中の日本語データベース「ことばの森」を育てる。

朝刊コラムの書き写しは、「ことばの森」を育てる確実で手軽な方法。

温かみのある文章を書く、たったひとつの方法。

あなた自身が、温かい人になることです。

「読みたくなる文章」は、こうして書く

文章の「第一印象」を何よりも大切にする。

タイトル=その文章全体がどんな内容か「見て」分かる。

見出し=その段落がどんな内容か「見て」分かる。

相手はあなたの文章を「読みたい」と思っていない。

「何が書いてあるか分からない」ような文章は読まれない。

メールの「件名」は15字以内。重要なキーワードは前半に。

センスのよい文章を書く大原則。

  • 1.文章を読む相手を徹底的に想像すること。
  • 2.妥協なく推敲を重ねること。

文章を受け取った相手が、時間を奪われるような書き方は避ける。

相手に伝わって初めて意味がある。

相手にとって分かりやすい文章を書くことは、近い将来、メリットとして返ってくる。

実用文の目的は「相手の行動を促す」こと。

広く伝えたいときこそ、特定の「1人」に向けて書く。

特定の誰かを思い浮かべて、最も分かりやすい言葉で語りかけるように書く。

相手があなたの文書を「どんな気分で読むか」を想像する。

相手の生活実感にあった“モノサシ“を用意しよう。

上司、お客様の行動パターンを把握しよう。

相手の「読むストレス」を減らすためには、文章を書くクセを見抜き、あえて合わせる方法もある。

「書く」に意識を向け続けることが、語彙力、文章力の向上に計り知れない貢献をしてくれる。

“お悩み別“速く書くための5つの視点

速く書けない原因を突き止めると、そこに解決策が見えてくる。

まずは「何を、どう書くか」をしっかり見定めること。

論理的な説明手法「PREP法」

PREP法のルール。

  • 1.Point、結論、主張、ポイント。
  • 2.Reason、理由、考え。
  • 3.Example、理由の詳細、事例・裏付けデータなどの根拠。
  • 4.Point、まとめ。結論、ポイントを繰り返す、再確認など。

「論理的」とは「結論と理由の関係が明確で、話の筋道が通っている」こと。

文章は「書く」ものではなく「直す」ものという発想の転換がオススメ。

最初から完成を目指さず、まずはキーワードを選んで並べてみる。

その周囲に肉付けしていく。

文章を書く実践を通じて、「知っている言葉」を、自在に繰り出せる「使える言葉」に。

経験値を増やすには、その日に起きた「よかったこと」を書きとめる習慣から。

印象が鮮明なうちに着手する。

メモするのはキーワード。数字、固有名詞、日時、重要な発言などを中心に。

必要な資料をそろえ、書く内容を決める。

センスとは読み手について考え抜くこと。

書評

ブログを書いている立場として、文章力の無さを痛感していました。

そこで、今回は本書を読んでみました。

初めて知ることも多く、大変勉強になりました。

新聞は取っていないので、朝刊コラムは読めませんが、代わりになるものを探したいと思います。

『書く力は、そのまま読む力になる』ということでした。

たくさん読むことで、語彙力や文章力がアップしていくと思います。

何事も上手な人の真似から入るのが、上達する王道ですね。

同じフレーズを書いてしまいがちなので、意識して違う言葉を選ぶことが必要だと思いました。

そして、知っていることと、使えることは違うということです。

使えるようになるためには、実践して身体で覚えていくしかありません。

また、客観視する力も必要ですね。

独りよがりな文章では、誰もついて来てくれません。

読んでもらいたければ、相手から見て分かりやすい文章を心掛ける必要があります。

文章力を身につけるには、たくさん読んで、たくさん書いていく。

これしかありません。

時間はかかりますが、努力し続けることが大切です。

気になった方は、下記のバナーをクリック↓


タイトル:きちんと伝わる! センスのよい文章の書き方

著者:赤羽博之

出版社:日本能率協会マネジメントセンタ-

文章力
スポンサーリンク
takuyaをフォローする
幸せな人生の歩み方

コメント

タイトルとURLをコピーしました