集中力を強化する

引き続き、『思考は現実化する』より、印象に残った言葉をご紹介していきます。

『願望実現のための6ヵ条』を効果的に使う方法として、願望を明確にすることが挙げられます。本書では、金銭のことが載っていましたので、ご紹介します。

『実際にその金額が現実の札束として目に浮かぶまで、注意のすべてを集中していただきたい。・・・少なくとも一日一回は実行することだ。そして、実際にお金を手に入れたときの自分の姿を、思い浮かべてみるとよい。』

願望を実現したときの最高の自分をイメージしてみよう。お金なら金額を決めよう。いつまでにいくら稼いでいるだろうか？

お金に限らず、パートナーでも、欲しいもの、やりたいことでも何にでも当てはまることです。ありありと目に浮かぶまで、感情が出て来るまで、明確にイメージしてみよう。そして、一日に一回とは言わず、何回も頻繁にイメージしていきましょう。

『潜在意識が完全に指示を理解するまで、繰り返し繰り返し、指示を出してやらなければならない。繰り返さなければ、潜在意識はなかなか受け入れてくれないからである。』

それを実行するときのテクニックとして、

『思い浮かべている金額を「必ず手にする」と、あなた自身で信じることだ。』

自分のことを一番信じてあげられるのは、自分です。手にする手段はすぐには思いつかないかもしれませんが、常に意識しておくことでアンテナが立ち、有益な情報を吸収しやすくなります。人は意識していることにしか目がいきません。普段から自分が見たいものを見ているのです。

『願望の設定に基づいてプランを立てるとき、あなたは理性に頼ってはいけない。あなたの習性は怠惰なのかもしれない。理性に頼りすぎると、あなたは失望することになるだろう。富を蓄積する姿を思い浮かべるのは、完全に想像だけでよい。これは非常に重要なことなのだ。』

理性の意味を調べてみると、『物事の道理を考える能力。道理に従って判断したり行動したりする能力。』と出てきます。

普通計画を立てるときは、よく考えることが当たり前だと思います。でもここでは、理性に頼りすぎてはいけないと言っています。自分の思考が必ずしも正しいものではないかも知れませんし、予期していなかった事態が起こることも考えられます。そういう意味で幅を持たせたほうが良いのかもしれません。

どこかに行って、誰かに会うことで、願望実現の最短ルートが見つかることもあります。あまりガチガチに計画を立ててしまうと、そのチャンスにすら気づかないかもしれません。ここで言っているように、願望を実現している姿をイメージするだけに留めておきましょう。

参考図書は、

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