昨日に引き続き、『人を動かす』より、印象に残った言葉を紹介していきます。
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今日は、『人を変える九原則』の7番目です。
期待をかける。
『相手に美点を発揮させたければ、彼がその美点をそなえていることにして、公然とそのように扱ってやるがよい。
良い評判を立ててやると、その人間はあなたの期待を裏切らないようにつとめるだろう。』
人は期待をかけられると、何かとその期待に応えようとするものです。特に本人が苦手にしているところを、あたかも出来ているかのように言われると、自信を持って取り組むことが出来たりします。
相手に自信をつけさせる良いやりかたではないでしょうか。そして、想定していた以上のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
良い上司、良い先生、良い親とは、指導する相手のモチベーションを上げてやることが出来る人のことです。上の立場の人は、是非身に付けたいスキルですね。
『自分について良い評価が与えられた以上、その評価にたがわないようにつとめるのは人情である。』
私の過去を振り返ってみても、良い評価を与えてくれた人は、すぐには思い出せません(^_^;)お世辞でもいいから、元気になれるような言葉をかけて欲しかったなと、今になって思います。
エジソンやアインシュタインの伝記物を読んだことがありますが、彼らの幼少時代は、他の同世代と比べて能力が劣っていたと言います。
学校の先生からもダメな奴だと言われていたそうですが、母親だけは息子の能力を信じていました。
実際に能力が劣っていたとしても、彼らは母親の期待に応えるべく、懸命に努力した結果、偉大な業績を残せたのかもしれません。
たとえ誰からも期待をかけられなかったとしても、諦める必要はありません。自分で自分に期待をかければいいのです。
もし、今まで自分のことを嘲笑っていた人たちがいたら、見返してやればいいのです。嫌がらせなどの程度の低いことをするのではなく、自分にはこれだけの能力があったことを示すことで見返しましょう。
勿論、時間もかかりますし、人一倍の努力が必要ですが、何物にも代えがたい充実感が得られます。
そして、自分が指導者の立場になった時には、若者たちのやる気を高めるべく、期待をかけてあげましょう!
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