間違いだらけの腸活の常識/藤田紘一郎

間違いだらけの腸活の常識 健康

今回ご紹介する本は、

間違いだらけの腸活の常識

です。

気になった文章をピックアップしてみました。

嫌いな食べ物は、無理して食べても栄養にならないこともある。

腸が好む食べ物を積極的に食べる方が健康に良い。

腸の声に従って食べる。

腸によいと言われている食べ物を食べ過ぎると体に悪い。

長生きする人は偏食が多い。

腸にいいものをたっぷりとっているのになぜ不調?

ヨーグルトを食べても腸の調子が悪い人もいる。

食物繊維やオリゴ糖をとっても腸は絶不調。

発酵食品を食べても体調は変わらない。

腸活によいといわれている食べものをとりすぎると『小腸内細菌増殖症』を発症し、さまざまな病気の原因に。

小腸内細菌増殖症=シーボ

腸内細菌の増えすぎが不調の原因に。

お腹が張ったり、ゲップが出たり、おならが出る、といった症状が出る。

シーボの症状が出ている人に腸活食は禁物。

シーボは免疫力を低下させる。

腸活食品をとりすぎていませんか?

嫌いなものは無理して食べてはいけない。

フォドマップ=発酵性の糖質

食べものの好き嫌いは腸内細菌が決める

善玉菌と悪玉菌は腸内細菌のたった3割。それ以外の日和見菌が健康の良し悪しを決める。

悪玉菌も人間にとって必要なもの。

農家で育った子どもには、アトピーや喘息を発症することが少ない。

乳幼児期に多様な細菌を腸の中に取り入れないと免疫のバランスが崩れ、アレルギーを発症することも。

1歳半で人間の腸内細菌の種類は決まってしまう。

子どもに落ちたものを食べさせる理由。

腸内細菌が好む食べものが、その人の好みの味になる。

食べものの好き嫌いは腸内細菌の要求!苦手な食品は食べる必要がない。

足りない栄養素があればそれを欲しがります。これが好きな食べものです。

高齢者は肉食のほうが長生き。

脳にだまされるとジャンクフードが欲しくなる

脳は簡単に人をだます。

脳が特に好むのは炭水化物や甘いものなどの糖質。

脳にだまされたままだと、どんどん太っていく。

一度食べるとまた食べたくなるのは添加物のしわざ。

空腹の時間を作れば、だまされた脳がリセットされて腸の声が聞こえてくる。

12時間の空腹時間をつくるだけで腸はリセットされる。

40代までと50代以降では体のメインエンジンを変える。

50歳になったら炭水化物が少ない食事に変えなさい。

更年期は糖質を減らして、タンパク質をしっかりとること。

肉を食べないとホルモンが作れない。

腸によいことばかりの生活だと体調不良になる

腸によすぎる生活でお腹の調子が悪化。

増えすぎた腸内細菌に栄養をとられる。

ビタミンやミネラルが豊富な骨のスープを飲み始めたら、お腹の不調がたちまち改善し、腸内環境の変化を実感!

ボーンブロス=骨を煮出して作ったスープ

香港人の長生きの秘訣は骨スープ。

骨スープの作り方。

脳のホルモンは腸にも存在する。

幸せホルモンが少ないと不眠症になる。

トリプトファンをとることと、腸内環境を改善すること。

パーキンソン病も腸内細菌が関わっている。

厳しい糖質制限は認知症のリスクを高める。

腸によい生活はバランスをとって行う。

腸が嫌がるものを食べると腸に穴があく

アレルギー症状の増加は日本人の食事の変化により腸内細菌が減ったことと、行き過ぎた清潔志向が原因。

花粉症は昔の日本にはなかった病気。

糞便量の減少は腸内細菌が減っているから。

おじいちゃんは赤ちゃんにキスをしてもよい。

腸に穴があく病気がある。

グルテンを多く含むパンなどの小麦食品を週2回程度に減らすと脳や体が若返る!

短鎖脂肪酸こそが、穴のあいた腸を修復する『万能薬』。

短鎖脂肪酸を補給するには酢をとるのがおすすめ。

2週間で腸のデブ菌が減り、ヤセ菌が増える

腸内細菌の種類は変えられませんが、存在している腸内細菌の数を変えることはできます。

大事なのは善玉菌と悪玉菌のバランス。

デプ菌が好む食べものは、糖質、脂肪。

ヤセ菌が好む食べものは、高食物繊維で低脂肪の食べもの。

デザイナーフードピラミッド。

がん予防効果のある食品リスト。

1日100グラムの酢キャベツを食べるだけで肥満が改善するばかりか、鬱な気分も晴れやかになる。

ダイエット効果を上げるコツ。

食前酢キャベツ。

キャベツを漬けた酢も一緒に飲む。

間食に糖質の多いものを避ける。

「白い主食」は控えめにすること。

酢キャベツの作り方。

腸内フローラの改善で気分までスッキリ。

腸を強くして免疫力を高める食事の法則

嫌いなものは食べなくてよい。

腸内フローラは2週間で改善します。

抗酸化食品をとる。

トマトやにんじんなどの色の濃い野菜。

ファイトケミカルという抗酸化物質が含まれる。

免疫力を高める食品をとる。

キャベツやにんにく、玉ねぎなど。

アリシンを生で食べると胃がんや大腸がんを予防し、抗菌効果を発揮します。

食物繊維が豊富な食品をとる。

キノコや海藻など。

水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく含まれている。

短鎖脂肪酸をとる。

酢酸が豊富な酢をとる。

酢酸は小腸を元気にする作用がある。

ホルモンの材料となるタンパク質をとる。

肉や卵、大豆製品など。

体によい油をとる。

魚油やえごま油、アマニ油など。

発酵食品をとる。

みそや納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなど。

スーパーなどで売られている漬物のほとんどは菌がいません。

50歳を過ぎたら糖質は控えめに。

50歳を過ぎたら週に2回、肉を食べよう。

肉は必須アミノ酸のバランスがよい。

たっぷりの野菜を一緒に食べること。

好きな人と食事をすると、腸は元気になる。

書評

テレビとかでよく取り上げられている、「腸活」ですが、必ずしも万人に当てはまるものではなく、巷の常識を疑うことも必要みたいです。

ヨーグルトを食べているのに、お腹の調子が一向に良くならないとか、オリゴ糖や食物繊維、発酵食品を食べても良くならないケースは多々あることです。

極端にそれらに走ってしまい、栄養バランスが偏ってしまったのかもしれません。

本来なら体に届くはずの栄養が腸内細菌のエサになっているということです。

そして、嫌いなものは、無理して食べる必要はないのです。

「美味しい」、「楽しい」といった感情で食べると、腸にとってもよい環境になると言います。

今までの腸活に効果がなかった方には必見です。

できることから取り入れて、「腸の声」に耳を傾けて、本当に求めているものを食べるようにしましょう。

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タイトル:間違いだらけの腸活の常識

著者:藤田紘一郎

発行所:株式会社エクスナレッジ

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