先週に引き続き、デール・カーネギーの『人を動かす』より、印象に残った言葉を紹介していきます。
今日は、『人を説得する十二原則』の5番目です。
相手が即座に”イエス”と答える問題を選ぶ。
相手が必ず「はい」と言ってしまう質問を投げ掛けることには、それなりの意味があります。同意することで、親しみを感じることもあるし、気分を良くする効果も期待出来ます。
『はじめに”イエス”と多くいわせればいわせるほど、相手をこちらの思うところへ引っ張って行くことが容易になる。』
相手からたくさん「はい」を勝ち取れば、相手の気分も良くなり、素直にこちらの意図する方向へと導くことが出来る。
これはトップセールスマンがやっているパターンです。私も受けたことがありますが、確かにたくさん頷いていたら、自分のことを理解してくれているんだと感じて、気分が良くなります。
そして、最終的には、商品を買うことにも頷いてしまうので、注意が必要になりますね(^_^;) 勿論、本当に欲しいものなら、購入するべきですが、その時の感情に流されてはいけません。
『議論をすれば損をする。相手の立場で物ごとを考えることは、議論をするよりもかえって興味があり、しかも、比較にならぬほどの利益がある。』
議論になるとお互いに良い気分にはなりません。どちらかが勝ち、どちらかが負けるからです。例え勝ったとしても、本人は心底、喜ぶことはないでしょう。
それよりも、相手の立場になり、相手の味方になることです。
一見遠回りに見えますが、自分の意見を通す最善策です。
力ずくで自分の意見を通すことになんの意味もありません。
『中国の古いことわざに”柔よく剛を制す”というのがある。』
相手の立場に立てるように、頭を柔らかくしていきましょう!
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