引き続き、『人を動かす』より、印象に残った言葉を紹介していきます。
今日は、『人に好かれる六原則』の3番目です。
『名前は、当人にとって、もっとも快い、もっともたいせつなひびきを持つことばであることを忘れない。』
貴方は、相手を呼ぶ時、相手の名前を呼んでいますか?
私もそうですが、近くにいたら、用件だけ言っている時があります。遠くにいて呼び掛けるならともかく、近くにいたら省略してしまいますね(^_^;)
きっと恥ずかしいという思いがあるんでしょう。確かに、『おい』とか、『ちょっと』とかで呼ばれるよりも、名前で呼ばれた方が気分が良いですね。
家庭内だと特に呼ばなくなるんでしょうね(^_^;) 気持ち悪いという意見も聞いたことがあります。でも、ちょっとした勇気と心掛けで、相手の重要感を満たせるのなら、実践してみる価値は大いにあります。
ここにフランクリン・ルーズベルトの考え方が載っています。
『人に好かれるいちばん簡単で、わかりきった、しかもいちばんたいせつな方法は、相手の名前を覚え、相手に重要感を持たせることだ・・・』
鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーの成功の秘訣は、正にここにあったと言えます。本人が鉄鋼のことをよく知らなくても、鉄鋼のことに詳しい人の名前を数百人知っていた。そして、人の扱い方も熟知していた。
相手を価値ある存在と認めて振る舞うには、相手の名前を呼んであげることが一番大切ですね。逆の立場になればよくわかることです。名前を呼んでくれたら、快く聞く態勢にもなります。
他人の名前を覚えることは大変なことだと思います。インパクトの強い人じゃないと、一度会っただけでは覚えられません。特徴を捉えて覚えるなど工夫することが必要になって来ますが、相手に関心を寄せることが一番大切ですね。
名前の価値を見直し、相手に重要感を持たせるだけではなく、尊重する意味も込めて、名前で呼んであげるように心掛けよう!
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