志るべ 2022年2月号

志るべ 2022年2月 瞑想 自己啓発

中村天風財団の会報誌『志るべ』2022年2月号の感想をまとめてみました。

『心身統一の達成を志すものは、感応性能の積極化ということには限度が無いという事を忘れてはならない』

『新天風箴言二十九』

悟りには、終わりというものがなく、限界というものがない。

死ぬまで勉強することが求められる。

生きている以上、常に消極的な情報に晒されている訳で、心が積極的になれたから、「もう学ぶことはない」とはいかない。

また、明日には心を消極的にするような出来事が襲って来るかもしれない。

常に積極的な人間でいるためには、毎日勉強することを忘れてはいけない。

人間本質自覚の誦句

『中村天風真理瞑想集』(夏期修練会編)

人間の生命と宇宙生命とは繋がっている。

人間の正体は、心でもなく、身体でもない。

霊魂という『気』である。

心と身体は、現実の世界で表現するための道具である。

実在意識と潜在意識というものがある。

初めは実在意識で行っていたことも、繰り返すうちに、潜在意識が自動的にやってくれるようになります。

この素晴らしい能力を使わない手はありません。

病の回復が遅い人は、消極的な思考をして、潜在意識の力を妨害しているからである。

恐怖や煩悶、恨み、妬みなど、消極的な思考は、何一つ身体にも心にも良いことはない。

潜在意識に任せっきりにした方が、治りが早いのである。

野生の動物を見ればよくわかる。

ペットとして飼われている動物は、どこか弱々しく感じる。

心臓の鼓動や呼吸、消化など、意識していなくても、勝手にやってくれている。

これも、潜在意識の力である。

潜在意識は常により良くなろうとしている。

実在意識であれこれ消極的な思考をして、潜在意識の邪魔にならないように気をつけよう。

感謝と活力

普段どれだけ感謝をしているだろうか?

何か良いことがあれば、感謝するのは当たり前やけど、良いことがなければ、感謝しなくて良いのだろうか。

感謝できることに気づけることが大切です。

当たり前のことに感謝。

朝、目が覚めたことに感謝。

食べるものがあることに感謝。

ネガティブなことにも感謝。

感謝できることがたくさんあります。

感謝することができれば、積極的にもなれる。

感謝の心を持つことができれば、宇宙霊の力と繋がることができる。

よって、活力がどんどん自分の生命の中に入って来るのです。

『人生は心一つの置きどころ』

笑って目覚める癖をつけよう。

そして、その笑顔を「今日一日崩すまい」と誓う。

幸福かどうかは心が決める

『カリアッパ師との対話』

インドのヨガの指導者、カリアッパという人と出会って、天風先生は悟りの境地に達するのです。

「病が治れば幸福だ」と思っているうちは、幸福になれません。

病があろうが、なかろうが、心が幸福だと思っていれば、今すぐに幸福になれるのです。

心まで消極的にさせていると、病の治りも遅くなります。

病を忘れて、「心から幸福だ」と思っていれば、回復も早いのです。

『気の持ちよう』と言いますが、心、感情、思考など、内面をコントロールしていくことが大切です。

笑いを売った少年

オススメの書籍として、紹介されています。

笑うことは、人間だけにできることで、他の動物にはできません。

笑うことで、幸福に感じ、豊かに感じるのは、皆さんもご存知の通りです。

楽しいことがあるから、笑うのではなく、笑うから楽しくなる。

「笑いは最良の薬」とも言います。

嫌なことがあった時こそ、大いに笑うことが必要なのかもしれません。

もちろん、周りの状況を見て判断する必要はありますが。

「芸人を目指せ」という訳ではありませんが、日常生活において、意識して「笑い」を取り入れていきましょう。

天風教義について、最終回

平林正治

『十牛図』を天風哲学に合わせて、解説をしています。

今回は、第六図から解説しています。

『無我無念』=『三昧』の境地。数字で言えば、『ゼロ』

禅の世界では、『空』とも言います。

『無』ではなく。

全てを悟った世界とでも表現できるのでしょうか。

凡人にはとても到達できない領域です。

でも、努力して近づこうとすることは大切です。

自分が見ている世界や意識していることは、まだまだ限られたものであることを認識することからですね。

賛助会便り

絶対積極は、相対積極よりも、より高位の積極だと言える。

一般的に言われている「積極的」というのは、相対的な積極である。

比較するものがあることが、前提条件である。

一方で、「絶対積極」は、何かと比べることもないので、自分が積極的だと信じていれば、それで良い。

神経反射の調節法。つまり、『クンバハカ』と言われているものは、肩の力を抜いて、丹田に気を込めて、肛門を締める。この3点を同時に行うことである。、また、その瞬間に息を止めるとより効果的である。

何か消極的な出来事が襲って来た時は、忘れずに実行して頂きたい。

講演会、勉強会に参加するのは、大いに結構だが、日常生活でも学んだことを実行することが大切であり、実行しないと何も変わらない人生が待っている。

中村天風先生の入門書をご紹介しておきます。

ご興味のある方は、下記の画像をクリックしてくださいね。


まんがでわかる中村天風の教え

さとうもえ

あさ出版

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