昨日に引き続き、『人を動かす』より、印象に残った言葉を紹介していきます。
今日は、『人を説得する十二原則』の6番目です。
相手にしゃべらせる。
あなたは会話する時、どちらがたくさん話していますか?
私は口下手ということもあり、聞き手に回ることが多く、この点は大丈夫かなと思います。
相手にたくさん話してもらうメリットは少なくありません。相手の情報をたくさん仕入れることが出来るので、相手のニーズを知ることも出来ます。トップセールスマンは聞き上手が多いというのも頷けます。
仕事に限らず、自分の話を聞いてもらえているというだけでも、相手は満足することもあります。人は自分の話を聞いて欲しいものなのです。こちらが、話したいことがあっても、先に相手の話を聞いてあげるように心掛けましょう!
『相手のいうことに異議をはさみたくなっても、我慢しなくてはいけない。相手がいいたいことをまだ持っているかぎり、こちらが何をいってもむだだ。大きな気持ちで辛抱強く、しかも、誠意を持って聞いてやる。そして、心おきなくしゃべらせてやるのだ。』
人の話を聞くことは、決して簡単なことじゃありませんが、相手とどういう関係を築きたいのかを考えれば、行動すべきことは決まってきますね。相手に興味を持って話を聞いてあげましょう。
相手が満足したころには、こちらの話も聞いてくれます。『先に与えよ』の精神を身に付けたいものです。
『敵をつくりたければ、友に勝つがいい。味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい。』
これはフランスの哲学者ラ・ロシュフーコーの言葉だそうです。
あなたの周りには、味方が多いですか?
それとも、敵の方が多いですか?
話し合いの場では、両者が満足することが一番ですが、それが難しいようなら、相手の満足感を優先してあげましょう。それが味方を作る秘訣ですね。
自分だけが満足していては、人が離れていくのは当然です。それどころか、敵を増やすことにもなりかねません。
良好な人間関係を築く秘訣は、相手が言いたいことを全て聞いてあげること。そのためには、こちらの器を広げる努力が欠かせませんね。
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