昨日に引き続き、『人を動かす』より、印象に残った言葉を紹介していきます。
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今日は、『人を変える九原則』の4番目です。
命令をせず、意見を求める。
『「あれをせよ」「そうしてはいけない」などとは決していわなかった。「こう考えたらどうだろう」「これでうまく行くだろうか」などといったぐあいに相手の意見を求めた。』
あなたが命令をする立場だったら、どんな感じでするでしょうか?
誰も命令されて喜ぶ人はいません。だからこそ、ものの言い方には細心の注意を払う必要があります。
カーネギーの言うように、命令口調ではなく、提案する形で伝えるのが、優しいやりかたですね。
少し遠回りなやりかたですが、 相手の自尊心を傷つけず、相手の意見を尊重する優れた方法なので、せび身につけたいものです。
『命令を質問のかたちに変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。命令が出される過程に何らかの形で参画すれば、だれでもその命令を守る気になる。』
命令は一方的なもので、受動的な態度になり勝ちですが、質問の形になると、自分も参加しているという意識が出て来ます。自分も参加している以上、守らないといけないという思いも強くなりますね。
人から好かれている人は、こういうことが出来ている人が多いように感じます。上の立場であっても決して命令はしない。指示を受けた方も、命令された感じがしないので、嫌な思いもすることなく、相手を好印象に感じることでしょう。
職場でも、そう感じることがあります。今の職場では、気を使って下さる方が多いので、指示を受ける前に、「手が空いてますか?」などと、自分の状態を確認してくれます。
昔の職場では、命令口調の人がいましたが、決して親しくなろうとは思いませんでしたね(^_^;) 出来ることなら、関わりたくないとすら思いっていました。
このことは、仕事の場だけではなく、子育てにも言えることではないでしょうか?
子供が相手だからと言って、一方的に命令するのも考えものです。子供でも立派な一個人です。相手の意見を尊重して、理解してあげることが絆を深めることにもなります。
年を取るに連れて、指示をする機会も増えてくることでしょう。年上だからと言って命令しても良いという訳ではなく、相手に意見を求める広い心を持ちたいものです。
自分が命令口調になってないか、今一度確認してみましょう!
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