昨日に引き続き、『人を動かす』より、印象に残った言葉を紹介していきます。
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今日は、『人を変える九原則』のラスト、9番目です。
喜んで協力させる。
あなたは人にものを頼む時、喜んで協力したくなるように伝えていますか?
頼み方、言葉の選び方一つで、相手の感情は大きく変わります。勿論、相手との人間関係にも依りますが、低姿勢でいくことに越したことはないでしょう。
人に何かを依頼する時、喜んで協力してくれますか?
それとも、しぶしぶ協力してもらっている感じですか?
相手の立場に立って考えてみる必要がありますね。自分だったら何と言われると、喜んで協力したくなるのか?
このことについては、次のように書かれていました。
『人を変える必要が生じた場合、つぎの事項を考えてみるべきだ。
一、誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えよ。
二、相手に期待する協力は何か。明確に把握せよ。
三、相手の身になれ。相手の真の望みは何か?
四、あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか?
五、望みどおりの利益を相手に与えよ。
六、人にものをたのむ場合、そのたのみが相手の利益にもなると気づくように話せ。』
ここから分かることは、相手の利益を最優先に考えているということです。協力した方にも利益があるから協力したくなる。よくよく考えてみたら当然のことです。
メリットが自分の利益しかなければ、誰も協力したいとは思いません。今まで協力してもらえなかったとしたら、これが理由かもしれませんね。
最低限、相手が満足するだけの謝礼は用意しておくべきです。そして、協力してもらったら、次は相手の協力者になってあげる姿勢が大事ですね。
持ちつ持たれつという関係は、良好な人間関係を築くためには欠かせません。手伝ってもらってばかりいないだろうか? 今一度確認してみよう!
以前紹介した『人を動かす三原則』の3番目、『強い欲求を起こさせる』のところにも、書いてあったことですが、
鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーは、人を動かす天才だったと書いていました。自分には鉄鋼の知識がなくても、知識・経験の豊富な人に協力してもらっていたのです。
成功者の共通点は、人に協力してもらうことに長けていることです。しかも、相手が喜んで協力したくなるように。お互いがWIN-WINの関係を築いています。
これは、ビジネスでも、プライベートでも、どこにでも当てはまることです。相手に協力して欲しいことがあれば、相手が喜んで協力したくなるような言葉を選びましょう!
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