先週に引き続き、デール・カーネギーの『人を動かす』より、印象に残った言葉を紹介していきます。
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今日は、『人を変える九原則』の5番目です。
顔をたてる。
『相手の顔を立てる!これはたいせつなことだ。・・・自分の気持ちを通すために、他人の感情を踏みにじって行く。・・・
もう少し考えて、ひとことふたこと思いやりのあることばをかけ、相手の心情を理解してやれば、そのほうが、はるかにうまく行くだろうに!』
あなたは、相手の顔を立てるような発言を心掛けていますか?
他人から好かれていないと感じていたら、ひょっとすると、自分の意見を強く押しすぎているのかもしれません。
知らず知らずのうちに、相手の顔に泥を塗っていたら、自分から離れていくのは自然なことですね(^_^;)
自分が自己中なのかどうかは、相手の反応を見れば分かります。自分の発言した言葉を、相手はどう受け止めたのか?
自分の言いたいことを言って満足ですのではなく、相手が気持ちよく受け取ったことを、確認して満足したいものです。
『たとえ自分が正しく、相手が絶対にまちがっていても、その顔をつぶすことは、相手の自尊心を傷つけるだけに終る。』
あなたは、相手が間違っていたら、どのように指摘しますか?
中には、相手の間違いに漬け込んで、言いたい放題言う人もいます。そういう人は、間違いなく好かれることはないでしょう。
相手の立場を考えて、冷静に指摘出来る人は、相手からも尊敬されることでしょう。相手の立場になれば、よく分かることです。
これは、良き指導者の共通点でもあります。部下の顔をつぶさない上司は、自分のことを理解してくれたと思い、結果として信頼を集めることにもなります。
また、相手の顔を立てるには、心のゆとりも必要でしょう。慌てている時や、集中している時など、自分のことしか考えられない状況もありますからね(^_^;)
自分の顔を立ててくれた相手を、嫌いになることは出来ません。良好な人間関係を築くためにも、相手の気持ちを察して、顔を立てることが出来るように努めて行きましょう!
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